良くネットで頂く質問をまとめました。

Q：そちらのクリニックはどのような治療法なのでしょうか？

A: ニキビ跡といっても、その症状は非常に多彩であり、どれかひとつの方法では良い結果が出せません。そのため、必ずその方の症状にあった、一つ一つのニキビ跡に対して別々の治療法を行う必要があります。ですので、そのために複数の治療オプションを行える必要があり、「当院の治療法は○○（のみ）」というものはありません。例えば治療法が、ABCDと４つあったとすると、アルゴリズムに沿って、どなたかにはABC、別の方にはABD、別の方にはBCDを行うというような事になります。治療対象としては、中程度〜重症の方を主な対象としていますが、１カ所も中程度〜重症のニキビ跡がない方というのも現実的にはそう多くはなく、また、一般的に「気になる、治療したい」というものは中程度〜重症のものが多いのは事実です。当院の治療法としては、中程度〜重症のニキビ跡に対して、アメリカで多くの医師が推奨するとされている標準的（教科書的）治療法（８種類程度）は全て行えます。ただし、ニキビ跡自体は、症状が多彩すぎて、標準的（教科書的）治療法を行っても、実際には治らないケースが非常に多く、私自身が開発した治療手順を加えています。診察の結果、ごく軽症の場合で、当院のような治療法にこだわり複数の治療法を備えたクリニックではなく、日本の一般的な美容クリニックでも改善の見込みがある場合は、そちらでの治療をお勧めしています。ごく軽症な場合でも、社会生活的にダウンタイムが短い事が要求される場合は、当院で治療するメリットはあります。

Q:どれくらいの回数の治療が必要ですか？

A:ニキビ跡の場合は、症状により相当な違いがあります。もちろん深いものは浅いものより治すのに回数がかかりますが、タイプによっては、小さく浅く見えても治すのが非常に回数がかかるタイプがあります。一般的に同一の人の中でも、ある部分は早く治り、ある部分は時間がかかるという具合になります。１回ですっと治るものから７、８〜１０回ほど治療が必要な場合があります。治ってくれば治ってくるほど、治療は細かくなるのでどんどん難しくなります。それぞれの方で全く違うので、平均はあまり意味を持ちませんので、診察を行わない限りなんとも言えないというのが実際です。ニキビ跡というものは、「ニキビ跡」と大きくくくられますが、実際には何種類もの傷跡がまじりあったもので、個々人によって全く違います。

Q：ニキビ跡が治る治療なんて、そんな治療なんてないと皮膚科の先生に言われたけど、治るんでしょうか？

A：一昔前までは、それが医学の常識でしたので、美容外科の経験がない皮膚科の先生では、上のような事を言う人がいるようです。もしそう言われたのであれば、当院の写真を見せて、なんで治っているのかの意見を聞いてみてください。これは魔法ではなく、医学です。そんな治療がないのであれば、なんで治っているのでしょうか、ぜひ聞いてみてください。一般的に自身の知識の限界を知っている先生、優秀な先生であればあるほど、そのような決めつける発言はしないかと思います。医学の世界は、今この瞬間にも他の誰もが知らない治療法、手術法が多くの医師によって開発されています。新しい治療法を他の全ての医師が知るわけもないですが、その事は十分に理解して頂きたいと思います。ただ、新しい治療であれば、行う医師は客観的な結果を見せる必要があるとも思います。そのため、当院では治療結果を「画像」という客観データで見せています。良くなった、よくなってない、治った、治っていない、という事は、主観に過ぎず、個々人の感覚でかなり左右されます。医学上重要なのは、あくまで「客観的な」治療結果であり、それを出来る限り当院では公表しています。すでにネットに出しているものだけでも少なくとも５００ケースは超えており、お一人すくなくとも控えめに見て２０箇所ほどの傷跡を持っているとすると１００００ヵ所ほどの治療例は公表しており、十分に信頼にたる数字と考えています。ぜひそのような先生方にも実際の症例をしっかりと確認頂きたいと思います。